ボディのキズが自然に治る塗料…日産が開発

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ボディのキズが自然に治る塗料…日産が開発
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日産自動車は、洗車機やブッシュ走行などによる擦りキズやドアハンドル周辺の爪による引っかきキズなど、塗装表面に生じた擦りキズ痕が、時間の経過とともに復元する世界初のクリヤー塗料「スクラッチガードコート」を開発した。この塗料を近くSUVの一部車種に採用する。

従来、塗装の表面に生じるキズを防ぐ方法として、塗膜に柔軟性を持たせる手法があったが、耐久性能に課題があった。今回開発したスクラッチガードコートは、最表面に施されるクリヤーコート塗装部に、特殊な高弾性樹脂を配合するとともに、高密度の網目状構造とすることで、柔軟性と強靭さを備え、耐久性の高い塗膜を実現した。

塗装表面にキズがつきにくく、またある程度の擦りキズが生じた場合も、時間の経過とともに、塗装表面がほぼキズが生じる前の状態まで復元する。とくに、市場で指摘される塗装キズの大半を占める機械洗車時のキズに対しては、従来のクリヤー塗装と比較してキズ発生を約5分の1程度に低減することが可能で、キズがつきにくくなったことにより、初期の撥水性を長期にわたり持続することも可能となった。

《レスポンス編集部》

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