日産ディーゼル中間期連結決算、増収でも減益

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日産ディーゼル工業が発表した2005年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比5.6%増の2394億円と増収となった。営業利益は前年同期に販売金融会社売却による特別利益を計上したため、同18.6%減の156億円と減益となった。

期中の新車販売台数は、国内販売が同10.8%増の10万7000台で、海外販売が同10.9%減の9万5000台だった。国内販売は、新長期排出ガス対応車を前倒し投入したことや、8月末で新規登録できなくなる旧モデルの長期排出ガス規制車の駆け込み需要で好調に推移した。海外販売は、中国、南アフリカ以外は収益を重視した販売体制に絞り込んだため、米国やマレーシア、豪州で販売が低迷した。

営業利益は新車販売の増加で12億円、合理化で11億円、リコール費用の減少で16億円などの増益効果があったが、原材料価格の高騰で12億円、商品力の向上で27億円などの減益要因に加え、前年同期に販売金融会社の売却益31億円があったことから営業減益となった。

経常利益は同11.2%減の156億円、当期純利益は同3.1%増の170億円となった。

《レスポンス編集部》

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