英国日産のサンダーランド工場では、11月より6基の風車が稼働し、工場で必要な電力の5%をまかなっている。
6台の風車は、750エーカー(3000平方メートル)もある工場の敷地の中央に置かれている。この風車の導入により、1年間に1万トンの二酸化炭素の排出が抑制されるという。
この風車の導入に当たっては、サンダーランド市の認可を得た。また、周辺住民への騒音被害などが発生しないように配慮した。さらに、隣接する湿地帯に棲む保護動物であるホクオウクシイモリへの影響も極力小さくなるよう配慮したという。
2億ポンド(400億円)の費用がかかったというが、日産社内でも、この風車への注目が高まっているという。