経済産業省系の産業技術総合研究所、電力中央研究所、昭和電工は25日、従来のシリコンに代わる炭化ケイ素半導体用ウェハの量産技術を共同で開発し、来年10月から供給を始めると発表した。炭化ケイ素はシリコンに比べて効率が高いほか、熱伝導度が3倍、耐熱性・対薬品性に優れるなどの利点を持ち、自動車用電子部品に応用すれば電気自動車やハイブリッド車の効率を飛躍的に高めたり、車載ECUの小型化につながるという。