渋滞は想定外の時間に起こる…追突で5人死傷

自動車 社会 社会

4日未明、福島県本宮町内の東北自動車道下り線で、事故渋滞によって発生していた車列に後続の大型トラックが衝突。路線高速バスなどクルマ5台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故で追突してきたトラックを運転していた男性が死亡。他の4人が重軽傷を負っている。

福島県警・高速隊によると、事故が起きたのは4日の午前2時25分ごろ。本宮町関下付近の東北自動車道下り線で、事故処理のために発生した渋滞の最後部に位置していた大型トラックに対し、これに気がつかずに進行してきた後続の大型トラックが減速しないまま激突した。

追突してきたトラックを含め、最初の衝突で3台が大破。これらが前方に押し出され、湘南神奈川交通バスが運行する路線高速バス(横浜−盛岡線)など、車両5台が関係する多重衝突に発展した。

この事故で追突してきたトラックを運転していた男性が死亡、車列最後部のトラックを運転していた53歳の男性が頭を強打して意識不明の重体、他の3人が軽傷を負った。高速バスの乗客乗員27人にはケガは無かった。

現場は本宮インターチェンジ(IC)の手前約1.5kmの地点で、見通しの良い直線道路。この事故が起きる直前にクルマ2台が関係する追突事故が発生し、その処理を行ったことで渋滞が発生していた。現場にはブレーキ痕などが確認できず、警察では追突してきたトラックの運転手が居眠りをしていたか、何らかの原因で渋滞に気づかなかったことが事故の原因とみている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース