古河電気工業はタイで、自動車部品製造販売会社を設立すると発表した。
新会社は世界で8番目の自動車エアバック用ステアリング・ロール・コネクター(SRC)の製造・販売拠点として、ホンダのタイ工場やタイに進出している日系カーメーカー向け新規受注を目指す。SRCで事業基盤を確立し、さらにワイヤーハーネスでの新規参入も目指して、自動車部品事業の商圏拡大を図っていく。
タイに設立する新会社は、資本金5億円で、同社が100%出資する。投資総額は約10億円で、2006年2月の操業を目指す。
同社はタイに進出後、将来的には、今後需要が伸びると予想されるインドなど、西南アジア地区への製造販売の展開も視野に入れていくと、している。