4日午前、宮城県多賀城市内の県道で、普通トラックが中央分離帯を乗り越えて対向車線側で横転。順走していた軽ワゴン車を押し潰す事故が起きた。この事故で軽ワゴン車に
乗っていた親子が死亡している。
宮城県警・多賀城署によると、事故が起きたのは4日の午前9時40分ごろ。
多賀城市栄4丁目付近の県道に架かる念仏橋の上で、20歳の男が運転する普通トラックが中央分離帯に接触。これを乗り越え、そのまま対向車線側に向かって横転した。
この際、対向車線側には順走する31歳女性の運転する軽ワゴン車が走行していたが、トラックはこれに向かって倒れ掛かり、車体を押し潰した。
事故によって軽ワゴン車の車体は原型を留めないほどに大破。運転していた女性が頭を強打して間もなく死亡。同乗していた5歳の男児は近くの病院に収容されたが、事故から約9時間後に多臓器不全が原因で死亡している。
現場は見通しの良い片側2車線の道路。警察ではトラックを運転していた男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。事故発生の経緯について事情を聞いている。