安全上の理由からアメリカGP決勝レースへの出走がならなかったミシュランユーザー7チーム(ルノー、マクラーレン、トヨタ、ウィリアムズ、B・A・R・ホンダ、ザウバー、レッドブル)が共同でプレスリリースを発表した。
内容は以下の通り。
「ミシュラン・チームは今日置かれた状況を心から悔やむと同時に、本日のアメリカGPに参加出来なかったことについて全ての観客、テレビ視聴者、F1ファンおよびスポンサーに謝罪したい意向です。
金曜午前のラルフ・シューマッハ事故後、ターン13での速度が減少されない限り、チームに提供されたタイヤのどれもが使用不可であるとのアドバイスをミシュラン側から受けました。
彼らの責任能力の高さを認識しているわれわれは、ミシュランを全面的に信頼し、サーキットが変更されない限りレースしないようにという支持を受け入れることにしました。
日曜午前6時30分にミシュランが提示した最終データにより、ドライバーの安全性は保証できないという結論が明らかになりました。問題を安全に解決するために膨大な討論とミーティングが行われました。ありとあらゆる可能性が検討されました。
唯一の現実策はターン13にシケインを作るというもの。チャンピオンシップポイントがなくとも、ミシュランじゃないチームが上位になろうとも、与えられた状況下で走ることができるように9チームは全力で準備に当たりました。
残念ながら提案はすべてFIAから棄却されました。
全チームおよびFIAにとって、安全は最優先課題です。非常に残念ではありますが、レースをすべきではないというミシュラン側の要望に従わざるをえませんでした。
F1にとってアメリカが極めて重要なマーケットであり、ポジティブかつプロフェッショナルな手法でF1をプロモーションしていくことの必要性を認識していただけに、F1を望んでいたものと全く別の形で見せる事になり残念です」