事故の男、逃走を試み相手を引きずる

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2月26日、岐阜県各務原市内で、クルマ同士の接触事故を起こした男が相手側男性との話し合い中に逃走を図り、これを阻止しようとした男性をボンネットに乗せて走る事件が起きた。

男性は振り落とされた際に軽傷を負っている。クルマは逃走したが、間もなく現場付近で発見。運転していた33歳の男は殺人未遂容疑で逮捕された。

岐阜県警・各務原署によると、事件が起きたのは2月26日の午後6時40分ごろ。各務原市鵜沼南町付近の市道で、軽自動車が、30歳男性の運転する乗用車と接触した。

2台は近くのコンビニエンスストア駐車場に入り、破損部位の確認や修理費の支払いについて話し合いをしていたが、軽自動車を運転していた男は突然運転席に乗り込み、逃走を図ろうとした。

これに気づいた相手側の男性は逃走を阻止しようとボンネットにしがみついたが、男はこれに構わずクルマを急発進させた。クルマは男性をボンネットに乗せたまま約90m走行。途中、蛇行運転を繰り返し、男性は路上に振り落とされた。

男性は肩などを打撲する軽傷を負っている。クルマはそのまま走り去った。

通報を受けた警察では殺人未遂事件として捜査を開始。男性の妻が事件の一部始終を目撃していたこともあり、この供述を元に同一の車種がいないか付近を捜索したところ、現場近くの駐車場で接触痕のある不審なクルマを発見。

運転席にいた男に職務質問したところ、男は容疑を認めたため、殺人未遂容疑で緊急逮捕した。

また、この男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。事件当時は飲酒状態だったことも明らかになっている。

警察の取り調べに対し、男は「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」と供述しているようだ。

《石田真一》

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