インターナビ、地図更新で車線ごとの渋滞予測に対応

自動車 テクノロジー ITS
インターナビ、地図更新で車線ごとの渋滞予測に対応
  • インターナビ、地図更新で車線ごとの渋滞予測に対応
  • インターナビ、地図更新で車線ごとの渋滞予測に対応
  • インターナビ、地図更新で車線ごとの渋滞予測に対応
  • インターナビ、地図更新で車線ごとの渋滞予測に対応
  • インターナビ、地図更新で車線ごとの渋滞予測に対応
  • インターナビ、地図更新で車線ごとの渋滞予測に対応
  • インターナビ、地図更新で車線ごとの渋滞予測に対応
  • インターナビ、地図更新で車線ごとの渋滞予測に対応

ホンダの純正ナビ向けテレマティクスサービスの『インターナビプレミアムクラブ』がHDDナビ向けの2005年版地図更新を開始した。希望小売価格は会員特別価格として1万5750円(消費税込)。

対象となるホンダ純正HDDナビゲーションは2003年秋以降の『シビック』シリーズ、『CR-V』、『ストリーム』、『フィット』、『モビリオ』、『モビリオスパイク』、『インテグラ』に搭載された「HDDタッチパネルタイプ」と呼ばれるモデルとオデッセイ、エリシオン、エディックスに搭載された「HDDプログレッシブコマンダータイプ」。

「HDDタッチパネルタイプ」は地図バージョン:ver.10.02以前、「HDDプログレッシブコマンダータイプ」は地図バージョン:ver.11.06以前が、それぞれver.10.04、ver.11.07にバージョンアップする。

地図データは2004年5月までの最新情報が反映される。

また、インターナビの機能についてもアップデイトを反映され、東名阪地区の都市高速道路の分岐点における『インターナビVICS車線別情報』に対応するのが目玉となる。

車線ごとの渋滞情報および渋滞予測にナビが対応することで、より正確な渋滞考慮ルート誘導が実現する。

また、「HDDタッチパネルタイプ」ver.10.00およびver.10.01のユーザーは、これまで実現していなかった渋滞予測機能が利用できるようになる。注目だ。

レジェンドとギャザーズ(ディーラーオプション)装着のインターナビで採用されたインターナビウェザーと簡易図形表示はハードウェアでの対応が必要なため今回のバージョンアップでは対応しない。

インターナビ推進室の平井氏によれば「新車装着のナビに搭載される最新地図と同じタイミングで従来ユーザーにもサービスすることが出来るようになりました」ということで、ホンダは会員特別価格は15,750円(消費税込)による地図更新を今後年2回のペースで行ってゆく予定であり、次回の更新は7月〜8月となる予定。

9月から順に行われる無償更新の権利はその時点の最新地図となるので、今回のバージョンは有償でのみ提供される。

モジュール内臓ナビのパイオニア『Air Navi』(エアーナビ)の3カ月に次ぐ半年という頻度で地図更新が行われることは画期的だ。読者アンケートの通信ナビに対する要望の上位に常にランクするのが地図更新需要である。

今回は通信による更新ではなく、ディーラーに持ち込んでHDD部分を取り外してもらい、約1週間後に再びディーラーで更新されたHDD部分を装着してもらう方法を取る。この間はナビゲーションやサウンド
コンテナ機能などが利用できない不自由があるが、登録ポイントやサウンドコンテナのデータはバックアップした上で更新する仕組みなのでとりあえず安心できる。

自動車メーカーで最初にHDDナビを純正採用したホンダは無償更新につづき更新頻度アップという手法でもユーザー需要を満たす施策に出た。今後、市販ナビメーカーを含めて半年間隔の更新地図提供に追随するメーカーがあるのか、更新方法はどのようなオペレーションで実行するのかなど、他社の対応が注目される。

《三浦和也》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集