デザインの仕方…日産 ティーダ の場合

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9月30日に発表・発売された日産『ティーダ』。新型コンパトカーだが、『サニー』や『パルサー』の後継車ではない。イメージ継承のないブランニューはどうデザインするのか。「センターセクションから」と解説するのは中島敬プロダクトチーフデザイナー(PCD。デザイン本部、第1プロダクトデザイン部)。

センターセクションとは車体中央部の横断面。中島PCDは続ける。「2人の人間を左右に座らせます。肩幅、頭の横の空間、地上からのヒップポイント高さ、乗り降りの際に頭を抜くスペース、安全要件からボディの厚さ、そして5ナンバー枠の外寸。これらでセンターセクションが決定します」

「そして、その全高と、サイドウィンドウの引き込み寸法から、ウエストライン高さが導きだされます」と中島PCD。実はティーダは理詰めでデザインされていたのだ。

「ええ。このままだと理詰めで冷たくなるので、“きびきび”とした表情を加えるわけです。これまでの作業でウエストライン高さ、厳密にいうと、Bピラー基部の位置が決定しました。ここから前後に伸びるウエストラインで表情をつけています」

「このウエストラインは面(上面と側面)を分け、上から見た造形=プランビューを特徴あるものにしています。ティーダと同様にプランビューで表情をつける方法は、すでに『Z』や『ティアナ』、『ムラーノ』などにも見られ、日産デザインのひとつの特徴です」

《高木啓》

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