【インプレ'04】松田秀士 アウディ『A6』 ホメ殺しするほどの質感高い走り

試乗記 国産車
【インプレ'04】松田秀士 アウディ『A6』 ホメ殺しするほどの質感高い走り
  • 【インプレ'04】松田秀士 アウディ『A6』 ホメ殺しするほどの質感高い走り

顔つきは大人しいんだけど、たしかにキャビンは静かだし、スゴく高そうな感を醸し出してるんだけど、走りはもっと凄かった。

ホメ殺すわけではないんだけど、4.2リッター、トルクがあるじゃない。コーナーに思いっきり目を点にするようなスピードで飛び込んで、そして必然的にアンダー出して、でも歯を食いしばってアクセル踏み込むとニュートラルステアに移行するんだよ、マジで。ボクはこの感触がたまらない。

3.2リッターになると、この感触、ちょっと薄くなっちゃうんだけどね。それはしょうがない。トルク薄いんだから。でも、フロント重量が軽くなったぶん、バランスのよいハンドリングを持っている。

はっきりいって1時間や2時間での試乗では、イヤな部分はあんまり見えなかった。もっといっぱい乗れば見えてくる部分はあると思う。うまく騙されてる気がしないでもないけど。あと、気になるのはエクステリアデザインかな。決してカッコいいとはいえないよね。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★☆

松田秀士|モータージャーナリスト
GTでフェラーリを駆る現役レーサー。INDY500やルマンなど海外レースにも積極的にチャレンジする。すでに49歳が目前という年齢ながら、まだまだ走る。モータージャーナリスト活動にも積極的。日本カーオブザイヤー選考委員。

《松田秀士》

松田秀士

成仏する直前まで元気でクルマを運転できる自分でいたい。「お浄土までぶっ飛ばせ!」をモットーに、スローエイジングという独自の健康法を実践する。これまでにINDY500に4度出場し、ルマンを含む世界4大24時間レース全てに出場経験を持つ。メカニズムにも強く、レースカーのセットアップや一般車の解析などを得意とする。専門誌等への寄稿文は分かりやすさと臨場感を伝えることを心がけている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集