【ITS世界会議名古屋】開会…“従来の世界会議とまったく違う”

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10月18日、愛知芸術文化センターにて第11回ITS世界会議に向けた共同記者会見が開催された。第11回ITS世界会議の総合プロデューサーを務める月尾嘉男・東京大学教授は、記者会見の席で、「従来のITS世界会議とまったく違う」と強調。

ITS世界会議を通してテーマを明確化し、これまで専門家向けイベントであったITS世界会議を一般市民に開かれたものにしたことが従来との大きな違いであると話した。

今回のITS世界会議名古屋では、「安全」「環境」「利便性」の3点にテーマが絞り込まれて、展示やツアーなどが用意されている。

市民参加向けの取り組みとしては、DSRCや路車間通信システムなど先進安全技術の最新動向が実際の街を模したジオラマで展示される「ITSワールド」や、一般人が見てもわかりやすいようにテーマ別にまとめられた「テクニカルツアー」などが用意されているという。

また、国内外あわせた出展企業数が250社、出展国数は50カ国におよび、学術分野では20の大学が参加している。これだけ多くの参加があるのは「過去(のITS世界会議で)最大規模」(月尾総合プロデューサー)だという。

ITS世界会議名古屋の日本組織委員会会長である豊田章一郎・トヨタ自動車名誉会長は、記者会見において「(小泉純一郎)首相からは交通事故死亡者数を2003年の数字から半減させたいと言われたが、交通事故死亡者ゼロを目指したい」と話す。

安全性能の向上と環境負荷の軽減、そして利便性をITSがどのように実現していくのか。次世代の自動車交通がかいま見られるITS世界会議名古屋は、18日から24日まで、名古屋市港区のポートメッセなごやを中心とする名古屋市内各所で開催される。

《神尾寿》

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