トヨタ『プリウス』のハイブリッドシステム(THS II)が、イギリスのカー雑誌『エンジン・テクノロジー』の主催する「2004年インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」のグランプリと3カテゴリー賞を獲得した。グランプリと3カテゴリーの同時受賞は初めてとなる。
インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーは、1999年に創設され、全世界で販売されているクルマに搭載されている量産エンジンを対象に5大陸24カ国の55名のジャーナリストが審査。グランプリの他に、サイズ、燃費、性能によって11の表彰カテゴリーが用意されている。
THS IIは「ハイブリッド・シナジードライブ」のコンセプトの基に開発されたエンジンで、高燃費だけでなく「エコ」と「パワー」、「環境性能」と「運動性能」という相反する要求を図った新世代エンジンといえる。今回の受賞理由も、こうした点が高く評価された。