日産自動車が26日発表した2004年3月期連結決算は、営業利益が前年同期比11.9%増の8249億円と過去最高益を更新した。売上高営業利益率は11.1%で、世界でも最も収益力の高い自動車メーカーレベルとなった。2004年度は為替レートが不利になる模様だが、引き続き過去最高益を更新する見込み。
売上高は同8.8%増の7兆4292億円となった。連結営業利益は、同1.7%増の5037億円、投下資本利益率は過去最高の21.3%を達成した。
期中の日産のグローバル販売台数は、同10.4%増の305万7000台だった。日産の年間販売台数が300万台を突破したのは13年ぶり。
2003年度末時点での自動車事業実質有利子負債は、新会計基準ベースで136億円だった。
2005年3月期連結決算見通しは、売上高が8兆1760億円、営業利益が8600億円、経常利益が8460億円、当期純利益が5100億円の見通し。