土砂崩れで、クルマ1台が乗員ともに流される

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11日午前、秋田県矢島町内の国道108号線で、のり面が高さ20m、長さ10mに渡って突然崩落。走行中の軽自動車1台が土砂に押し流され、隣接して流れる川に転落するという事故が起きた。

運転していた54歳の男性は自力で脱出したが、同乗していた54歳の女性が行方不明となっている。

秋田県警・矢島署の調べによると、事故が起きたのは11日の午前9時55分ごろ。矢島町川辺付近の国道108号線で、道路脇の斜面(のり面)が高さ20m、長さ10mに渡って崩落。真下を走行していた軽自動車など3台が土砂に呑み込まれた。

直撃された3台のうち、軽自動車は国道と隣接して流れる子吉川まで流されて転落した。

軽自動車を運転していた54歳の男性は自力で脱出したが、同乗していた54歳の女性は脱出直前にクルマと一緒に流され、そのまま行方不明になった。クルマ自体は事故から約5時間30分後、崩落現場から200mほど下流で土砂に埋まった状態発見されたが、女性の行方はわかっていない。

現場付近は先月15日にも土砂崩落があり、当時は対策工事を行うために片側通行の措置が取られていた。警察では工事の進め方や、安全確保に問題が無かったかなど、工事関係者からも事情を聞いている。

《石田真一》

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