「あおり」を積極摘発---静岡県警が測定機を導入

静岡県警は5日、前車との距離を極端に詰め、ドライバーに心理的な圧迫を与える「あおり運転」を積極的に取り締まるため、レーザー距離計と連動する小型カメラなどの測定装置を搭載した捜査車両の運用を同日から開始した。

自動車 社会 社会
静岡県警は5日、前車との距離を極端に詰め、ドライバーに心理的な圧迫を与える「あおり運転」を積極的に取り締まるため、レーザー距離計と連動する小型カメラなどの測定装置を搭載した捜査車両の運用を同日から開始した。

併走しながら撮影するだけでセンチ単位で距離を測定できるという。車間距離を測定するレーザー装置、実際の映像を記録するためのCCDカメラ、そして違反場所を正確に特定するためのGPS装置が1セットになっている。

これは静岡県警・高速隊が東名高速などで使用する捜査車両に搭載される。捜査車両は高速道路を通常のクルマと同様に走るが、極端に車間距離を詰めているクルマを発見した場合にはこれと併走。横から車間距離を測定し、法定の車間距離を割り込んでいることが確認された場合には道路交通法違反(車間距離不保持)で摘発するという。

これまで車間距離不保持違反の取り締まりは目視に頼っていたが、この装置の導入によってセンチ単位まで測定できるようになる。

さらには実際の映像や位置情報まで記録されるため、ドライバーが容疑を否認した場合でも具体的な証拠を提示できるため、紛争を避けることも容易だ。

車間距離違反は発見しにくいだけに摘発率が低迷していたが、多重衝突など重大な事故に発展する可能性が高い。

事故に至ったケースでは、速度を維持したい大型車が前車に異常接近し、それに恐怖を感じてパニック状態に陥った乗用車のドライバーがミスを犯すということが多い。また、件数は少ないものの、故意に車間距離を詰めて前車を執拗に煽るという、交通トラブル一歩手前の事例も確認されている。

警察ではこうした行為を積極的に取り締まることの出来る体制をつくり、重大事故の発生を未然に防ぎたいとしている。
《石田真一》

編集部おすすめのニュース

特集