刑務所行きのタクシー? 大阪−富山間400km

富山県警は4日、タクシーを無賃乗車し、運賃約8万円を踏み倒したとして58歳の男を詐欺の現行犯で逮捕した。乗車距離は大阪−富山間の約400kmで、逮捕の際には数百円の現金しか所持していなかった。

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富山県警は4日、タクシーを無賃乗車し、運賃約8万円を踏み倒したとして58歳の男を詐欺の現行犯で逮捕した。乗車距離は大阪−富山間の約400kmで、逮捕の際には数百円の現金しか所持していなかった。

富山県警・富山署によると、タクシー無賃乗車による詐欺容疑で逮捕されたのは、前日に金沢刑務所から出所したという58歳の男。

調べによると、この男は4日の午前3時30分ごろ、大阪府大阪市天王寺区にあるJR天王寺駅前で客待ちをしていたタクシーをつかまえ、「富山の母親が危篤なので大至急向かってほしい」と告げた。

運転手は「JRの始発を待った方が早いと思う」と一旦はこれを断ったが、男が「どうしても…」と懇願するため、乗車させたという。

しかし、男は同日の午後1時30分ごろ、JR富山駅まで到着した段階で「カネが無いから近くの警察まで行ってくれ」とさらに依頼。富山署前で現行犯逮捕された。

取り調べに対して男は「金沢刑務所を出所して大阪まで向かったが居場所は無く、以前親切にしてもらった富山署の看守係の男性が懐かしくなり、富山に戻ろうと思った」と供述しているという。

男は無銭飲食などの微罪を繰り返して人生の大半を刑務所で過ごしているというが、今回の犯行も刑務所に再び入れられることを目指して起こした可能性が高いとみている。
《石田真一》

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