トヨタの新型F1マシン『TF104』(17日発表)レギュレーション変更により1グランプリ1エンジン制となったことは、エンジン部門にとって大きなチャレンジとなった。
テクニカル・ディレクター・エンジンのルカ・マルモリーニは次のようにコメントした。「新ルールによってエンジン寿命を400kmから800kmと倍に伸ばさなければならなくなった。『RVX-04』をデザインした時の原則は2003年のドライバビリティーとパフォーマンスを損ねることなく、耐久性を上げること」
「正直に言って、新エンジンがさほど馬力落ちすることはないと思う。しかしマイレージに関してはまだまだ改善の余地がある。RVX-04は10月にシャシダイナモでの火入れがすんでおり、11月25日からは『TF103B』で初テストも実施している。メルボルンに行くまで開発は続けていくが、この新たなチャレンジに自信を持っているよ」
トヨタでは1月20日からバルセロナで4日間テストを予定。前半にはクリスチアーノ・ダマッタ、リカルド・ゾンタ、後半にはオリビエ・パニスとライアン・ブリスコーが参加する。