【東京国際消防防災展】備えあれば……航空機火災訓練

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今回の東京国際消防防災展(東京ビッグサイト、20日−23日)では、在日米軍の各基地に配備されている消防隊が積極的に出展している。使用している消防車(もちろんアメリカ仕様)を屋内スペースで展示するだけではなく、今回は本格的な消火デモンストレーションも実施している。

屋外の展示スペースには航空機を模した筐体がセットされている。これは航空機火災を想定したもので、普段は基地内での消火訓練に使用するものだ。デモンストレーションとはいえ、基地の外にこの筐体を持ち出すのは今回が初めてとなる。

訓練は着陸に失敗した航空機の燃料タンクが破損し、エンジンの余熱で燃料に引火して火災が生じた…というストーリーで行われる。

通常の訓練では点火した後に消防車が駆けつけて消火作業に入るが、デモンストレーションでは筐体の周囲に隊員を配置した後に点火するという手順となる。会場が狭く、駆けつけるというシーンが再現できないからという理由らしい。

ジェット燃料(ケロシン)はガソリンよりは引火しにくいものの、一旦着火してしまえばかなり豪快に炎上を続ける。消防隊員はエンジン下部などに水を集中的に浴びせかけ、手際よく消していく。

もちろんこれは訓練。実際に飛行機が着陸失敗したとしたなら、かなり大惨事であることは間違いない。消火だけでなく生存者救助などが加わるため、デモンストレーションのようにスムーズには進まない。

だが、備えあれば憂いなし。こうした訓練の積み重ねが実際の事故でも役に立つだろう
。役立つような事態は起こってほしくないが。

《石田真一》

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