三菱ふそう、今期営業利益は3.5倍の300億円に

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三菱ふそうトラック・バスは11日、2004年3月期単体決算の営業利益が前期約3.5倍の300億円に達する見通しを発表した。通期見通しの公表は、今回が初めて。今年1月に三菱自動車工業から分社され、実質的に初年度となる今期決算は排ガス特需の追い風もあって好調なスタートを切る。

通期の販売見通しは、前期を1万台(6.5%)上回る16万5000台の見込み。売上高は17%増の8500億円を予想している。10月から始まった未対策ディーゼル車の運行規制などにより、トラック・バス需要は高水準にあり、同社は今年6月時点で26万1000台としていた今期の総需要(小型含む)を27万台に上方修正した。

ヴィルフリート・ポート社長は「需要拡大による利益は環境や安全に関する研究開発に再投資したい」とコメント、今年度から3カ年で人材や商品開発、設備投資などに2000億円を投じる計画の推進を強調している。

《池原照雄》

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