日本自動車工業会が発表した上半期(4−9月)の福祉車両販売実績によると、福祉車両全体の販売台数は前年同期比25.7%増の2万603台と大幅に伸びた。
交通バリアフリー法の施行に伴う低床式路線バスが増加したのに加え、自動車NOx・PM法施行や首都圏のディーゼル排ガス規制でバスの規制適合車への代替えが進んだため、好調に推移した。福祉車両は統計をとりはじめた1992年度から毎年、堅調に推移している。
上半期の福祉車両販売台数で、車種別では、軽自動車が同28.1%増の4242台、小型車が同21.0%増の1万3586台とともに2ケタの伸び。メーカー各社が、福祉車両のラインナップを充実したためと見られる。
バスは同49.8%増の2775台と急増した。