富士重とGMの歩行者保護解析技術---次期スバル軽自動車に

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富士重工業はGM(ゼネラルモーターズ)とともに自動車開発における歩行者保護解析技術を共同で開発し、5月に発売した新型スバル『レガシィ』に適用したほか、今後の新車開発に活用していくと発表した。
 
今回、開発した歩行者保護解析技術は、2005年に日本と欧州で、歩行者保護性能が法制化されることをにらんだもの。2000年8月から開発に取り組み、初期設計CAEをGM、詳細設計CAEを富士重のスバル技術研究所が担当して、効率的な解析プロセスを構築した。
 
この技術を使って、万が一の事故における歩行者の傷害を軽減できる車体構造について、軽量化を考慮しながら検討できるようになった。これを活用して新型レガシィは性能と軽量化の両立を図り、最適設計を可能にした。

具体的には、材質、板厚、形状などを最適化、フロントフードの設計、部品形状、板厚、位置を最適化したフェンダー上部の衝撃吸収構造、バンパーの衝撃吸収材の剛性、バンパー上下部のレイアウトの最適化したフロントバンパーの衝撃吸収構造などに活用した。
 
また、来春に導入する予定の新型軽自動車でもこの技術を活用すると、している。

《レスポンス編集部》

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