『シエンタ』は、『ラウム』や『プリウス』と同様にトヨタ独自のユニバーサルデザイン指標によってパッケージングされている。マルをモチーフにすることによって、質感や楽しさを出すというスタイル上の特徴以外にも、その恩恵は表れているようだ。
まずそのカオが目に入る。第2デザイントヨタデザイン部の信田洋明グループ長は「マルはシンプルで強いキャラクターを持っています。しかしそれだけに特徴付けが難しい。親しみやすい表情を作るためにグリルと関連させてターンランプを回りこませ、求心的になりがちなマルにワイド感を持たせています」と説明する。複雑な造形の素材はポリカーボネイトだそうだ。
「他にもライトと関連付けたフロントフェンダーは見切りをよくしています。アーチキャビンは乗降性を向上させつつ、サイドビューに動きを与え、CD値0.30という空力性能にも寄与しています。サードシートへの乗降性を考えると後席はスライドドアですね」と続ける。
エクステリアカラーも癒しのフレグランスカラーがイメージのライトイエロー、ラベンダーマイカメタリック、アクアマイカメタリックの3色を新設定した全9色。あなたは何色のシエンタがお好き?