ヤマハ発動機、燃料電池でトヨタと共同戦線

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ヤマハ発動機が世界で初めて開発した2輪車用の燃料電池システムに、トヨタ自動車の技術が採用されたことが3日明らかになった。システムの心臓部である燃料電池スタックの生産をトヨタに委託したもので、資本提携関係にある両社が最先端技術で手を結んだ。

ヤマハ発が2輪車に搭載している燃料電池システムは出力500ワットで、エンジン排気量50ccクラスに相当する。トヨタが市販化している『FCHV』は水素を燃料として使用するが、ヤマハ発のシステムはメタノールを使用、5リットルで200kmの走行が可能という。

トヨタはリース販売しているFCHVのほか、日野自動車とバス、ダイハツ工業と軽自動車でそれぞれ燃料電池車を共同開発しており、公道試験中。ヤマハ発の2輪車が加わることで、トヨタの「FCファミリー」が一段と拡大する。

【訂正】後に、燃料電池スタックはYUASA製であると正式に判明しました。お詫びして訂正いたします(編集部)。

《池原照雄》

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