無断延滞のレンタカー、秋田県警が摘発

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秋田県警は5日、山口県内のレンタカー会社から借り受けた軽自動車を返却せず、そのまま乗り回していたとして35歳の男を横領で逮捕したことを明らかにした。

秋田県警・大曲署の調べによると、逮捕のきっかけとなったのは一本の110番通報だったという。5日午前、大曲市内のコンビニエンスストアから「駐車場に不審な山口ナンバーのレンタカーがずっと止まっている。他のクルマが止められず迷惑している」という内容の通報があった。パトカーが現場に急行したが、すでに姿を消していた。このため、パトロールしているパトカーに連絡して捜索を行っていたところ、この軽自動車を発見。山口県警が手配中の車両であることが判明したため、35歳の男を横領容疑で逮捕したという。

問題のクルマは山口県防府市のレンタカー会社から今年1月17日に貸し出されていたもの。運転していた男はそのまま無断でこのクルマを乗り続けていたらしい。今月3日には岩手県盛岡市内でも無断延滞されたクルマが発見されており、秋田県警でも不審な他県ナンバーのレンタカーを見かけた場合、ナンバー照会を必ず行うように各署へ徹底させていた。

今回は市民からの通報がきっかけとなったが、約6カ月間もその所在すら把握できなかったクルマを発見できたわけで、警察では「今後も確認を徹底させたい」としている。

《石田真一》

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