コカコーラのびんやナイキのスウィッシュマークはアメリカン・ポップカルチャーの“アイコン”である。そしてフォード『マスタング』が持つシルエットもそれに属するものだ……。とはフォードの自負である。
そして「そのシルエットは、『マスタングGTクーペ』および『マスタングGTコンバーチブル』という2台のコンセプトカーの発表により、新しい定義を持つようになった」というのがフォードのメッセージである。これらの新しいコンセプトカーは、2004年にデビュー予定となっている次世代マスタングのデザインを「強く示す」という。
ロングフード&ショート・リヤデッキというマスタングの基本プロポーションは、39年間変わらない。さらにグリルの馬のエンブレム、ボディ側面のCスクープライン、3連テールランプといったクラシックな要素がある。この最新モデルもその伝統の上にデザインされているのは明白だ。