【0.15ミリグラムで30万円】目を疑うような数値を叩き出した伏兵はコレだ!!

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「市販のアルコールチェッカーの数値もある程度は参考になる」ということがわかったので、各種アルコール類を早速用意。酒類ではないが、アルコール反応を示しそうな経口物もいくつか準備して実験に望んだ。注意して欲しいのは「これはあくまでも参考値でしかない」ということ。アルコール分解能力に個人差があるのはもちろん、体調次第でもかなり左右される。

ビール(大瓶:633ml) 警察の発表では「飲んだ15分後に酒気帯び量を検出できる」とされていたが、15分後では0.4ミリグラム近い量を検出して文句なしの酒気帯び状態。60分後の計測でも0.17ミリグラムを検出した。

日本酒(純米吟醸:360ml) アルコール度数が高いということもあり、飲酒後120分が経過した時点でも0.5ミリグラムを検出した。この状態でクルマを運転して摘発された場合、酒酔いとして認定されかねない量だ。180分経過後も0.25ミリグラムをキープ。酒気帯び量の下限ボーダーを割り込むには240分を要した。

焼酎(水割り:300ml) 居酒屋などで出されるものを想定して水割りを作成。口当たりの良さから何杯も飲んでしまいがちだが、そこに落とし穴がある。ビールよりも残留性があり、60分後計測では0.3ミリグラムを検出。0.15ミリグラムを割り込むには140分を要した。

ウイスキー(ロック:50ml) 一般的な酒類の中では最強。120分後でも0.6ミリグラムをマーク。180分後計測でも0.4ミリグラムで、なかなか抜けないという印象。0.15ミリグラム以下になるまでの時間は360分と最長だった。

甘酒(180ml) 意外にもアルコール残留度が高い。この時期、屋外のイベントで振舞われることも多いが、30分後の計測で0.17ミリグラムを検出した。子供も飲めるものだが、油断はできない。

ユンケル(50ml) 同ブランドでは最も価格が高く(1本2000円)、同時に最もアルコール含有量の多い「ロイヤル」で実験。飲用直後は0.6ミリグラムをマークしたが、30分後には計測不能レベルまで低下。特に問題はなさそうだ。

リステリン(20mlを含んで口ゆすぎ) 伏兵。ある意味、一番油断が許されない。主成分がエタノールのため、使用直後の計測では0.8ミリグラムという信じ難い数値をマーク。使用後10分でも0.35ミリグラム、15分で0.25ミリグラム、0.15ミリグラムを割り込むには25分を要した。眠気覚ましにトラック運転手が愛用すると聞くが、使用直後に摘発を受けた場合、飲酒をしていなくても摘発対象になる恐れがある。

チーズフォンデュ チーズとワインを混ぜ合わせて作るため、アルコールが高いと思われがちだが、実際には煮立てている最中に大半が揮発してしまう。したがって食べた直後に0.1ミリグラムを記録するが、その程度で済む。一緒にアルコールを飲用摂取しなければ特に問題はない。

《編集部》

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