13日、2002-2003日本カー・オブ・ザ・イヤー(=COTY、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会主催)は、ホンダの『アコード/アコードワゴン』に決定した。読者の反応の多くはCOTYのあり方に向けられたが、『アコード』は妥当との声も。
以下《K. K. さん》からのメール:
COTYの評価で色々と意見がありますが、私は特に違和感は感じませんでした。
新型アコードに試乗してみてこれまでにない「上質」を感じました。内外装から走りにまで貫かれたクオリティ。どこか特定の場所だけを目立たせたのではなく、地道に造り込まれた質感。平凡だというスタイルも、実際に見てみれば無理のない美しさを求めたものだと感じました。
セダンをただきちんと造り込んだという意味で、アコードは良くも悪くも地味です。ですが、その地味な作業をこれまでの日本のセダンがおろそかにしてきたこともまた事実。どこかで、だれかが始めないと始まらない。そのキッカケをようやく築いたという意味で、アコードの授賞は納得できます。
ダイハツ『コペン』もフェアレディ『Z』も魅力的なクルマですが、COTYは、ベーシックとなり得るクルマがふさわしいと思います。個人の好みだけで投票が出来るのならば、結果は違っていたかも知れないですね。