WiLL『サイファ』のキャッチコピーは「育てるクルマ」。これは決して外観をカスタマイズするのではなく、新情報端末『G-BOOK』を通して、知りたい情報をカスタマイズし、使い込んでいくうちにユーザーにとって使いやすいクルマに仕上げていくというものだ。
トヨタ自動車・VVCの楠田久プロダクトマネージャーによると、「知りたい情報をカスタマイズして、自分好みに育てていきます。G-BOOKの情報プラットフォームであるG-BOOKセンターに利用契約者が自由にカスタマイズできるサーバーを設定しています。そこで各ユーザーの嗜好に合わせた画面やメニューの変更が可能です」という。
「『オートプレイ』も自分の好きなように登録できますし、デジカメで撮った写真を画面に表示することも可能」と楠田プロダクトマネージャー。「オートプレイ」とはG-BOOK上で、チェックしたいコンテンツをあらかじめ登録しておけば、それぞれの最新情報を簡単な操作で連続して自動取得し、音声で読み上げてくれるという機能。
さらに「G-BOOKのほとんどの機能が音声認識で行なわれ、使い込んでいくうちに音声認識率が上がっていきます。そのあたりも育てるクルマのゆえんですね」と楠田プロダクトマネージャーは語る。