低硫黄軽油の夜明けはすぐそこまで---来月から都内で販売開始!!

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東京都環境局は都内144ヶ所のガソリンスタンドが9月から低硫黄軽油の供給を開始すると発表した。硫黄分を現行の軽油の10分の1にあたる50ppm以下に減らした。区部105カ所、多摩地域39カ所のガソリンススタンドで来月2日から中旬にかけて順次スタートする。低硫黄化にともなうコスト増加分については1リットルあたり10円の範囲内で都が石油元売会社に対して補助する。

都は来年10月からディーゼル車の排ガス規制を実施する。PM(粒子状物質)低減装置をつけていない車両は都内を走行できなくなる。ただPM低減装置が効果を発揮するには軽油の硫黄分を大幅に減らす必要があった。

ディーゼル車の排ガス問題では石油業界と自動車業界ともに取り組みPMや黒煙を大幅に減らすための計画を示している。大型車メーカーは来年の新短期排出ガス規制対応車でPMを2005年の新長期規制並みに減らす。そのためには低硫黄軽油が必要なため石油連盟は来年4月から首都圏で低硫黄軽油の供給を開始する方針を示していた。

《編集部》

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