日産自動車の株主総会は計画を上回るスピードで経営を立て直したことへの賞賛の声が相次いだ。が、その一方でたまりにたまった不満も噴出した。
日産は「日産リバイバルプラン（NRP）」を2001年度に前倒し達成し、連結営業利益が過去最高を記録した。株主からはこれを評価する意見が相次ぎ、議長をつとめた塙会長も一安心といった表情を見せていた。
ところが一部の株主は配当金の少なさに対する不満を爆発させた。日産は好業績を出しながら前期中間配当を見送った。そのうえ期末配当もたった1円増配の8円。いくら再建途上とはいえ過去最高利益を出しながらこれは少なすぎる、というのが株主側の言い分だ。
さらに怒りに拍車をはけたのは役員賞与の大幅増額だ。リバイバルプランを前倒し達成した功績に報いるため今期は前期よりも50％アップするという。塙会長は「配当は中長期的な株主利益を考え安定的に行いたい」と説明したが「株主軽視だ」という厳しい意見も聞かれた。
★★★2002年夏のボーナスでねらうカーナビはこれで決まり! 春夏の新製品の詳細解説＆試乗リポート。そしてメーカーにあなたが提案：アンケートに答えてQUOカードをもらおう!! ---
