ベントレー・モーターズは、英国エリザベス女王にベントレー『ステートリムジン』を公式行事用リムジンとして献呈したと発表した。同社のフランツ・ヨーゼフ・ペフゲン会長兼CEOが直接献呈した。
これはエリザベス女王の即位50周年のお祝いに、英国自動車業界、サービス業者のグループを代表して贈られた。かつてベントレーを傘下に収めていたロールスロイスでは、1987年に『ファントムVIスタンダードリムジン』を生産するなど、従来から王室公用車を製造してきたが、ベントレー社がドイツ・フォルクスワーゲン社に分割買収されてからは初めて。ベントレー車が王室所有車として加えられたのも初めてである。
献呈されたベントレーは最初から王室の公務専用車として設計された。エンジンはツインターボ6.75リットルV8エンジンを搭載し、最高速度は193km/h。新しいベントレーは即位50周年記念式典の期間中使われる予定。
