「VQ」エンジンのデビュー戦となるザナヴィニスモ『GT-R』(本山哲/ミハエル・クルム)は、スタートドライバーのクルムがグリッド12位から激しい追い上げを展開、37周目に4位のポジションを手に入れた。
直後に2度目のセーフティカーランとなったためピットイン。本山がコースに戻ろうとするがピットエンドはクローズされており約1周分足止め、コースに戻ると11位で前半の追い上げが帳消しとなってしまう。しかし、本山はあきらめることなくプッシュを繰り返し、VQエンジンのデビューレースは7位となった。
ニスモの小河原監督:VQエンジンを搭載した22号車のデビューはますまずだった。セーフティ・カーのタイミングのずれによって、リザルトはストレートに喜べないものだが、内容的にはきっちりパフォーマンスを見せることができた。
本山哲:僕がピットアウトした時にピットエンドが赤信号だったのは不運としか言いようがない。メカニカルトラブルは何もなかったし、速さは見せられたし、(次にVQエンジンで走る)富士に向けて期待は高まる。
ミハエル・クルム:レース内容は完璧だったと思う。クルマは思ったとおりに仕上がった。今日優勝したクルマより明らかに速かった。