マツダは16日『MPV』を大幅改良し発売した。新開発の直列4気筒エンジンを搭載し動力性能を高めたほか、電動両側スライドドアを採用するなど装備を充実した。
MPVは1999年6月にフルモデルチェンジし、現行モデルは今年で3年目に入る。今回の改良はパワートレーン系を一新したことで通常のマイナーチェンジよりも大幅な変更となっている。特にエンジンはマツダが満を持して投入する新開発の直列4気筒エンジン「MZR」の2.3リットルエンジンを搭載。新エンジンは馬力、燃費性能ともに従来エンジンよりも大幅に改善しスポーティーな乗り心地を実現した。
またフォード製のV型6気筒3.0リットルエンジン搭載車はマツダ車として初めて5速オートマチック・トランスミッションを搭載し、スポーティな走りの性能をさらに高めた。
装備面の目玉である電動両側スライドドアは、同クラス車としては他社に先駆けて採用したもの。キーレスエントリーシステムのリモコンスイッチや運転席・後席のスイッチ、ドアハンドルの操作で開閉できるようにした。このほか外観はフロントおよびリヤのデザインを一部変更した。
メーカー希望小売価格は2.3リットルエンジン搭載のFF車「Sports」が235万8000円。