2日未明、群馬県太田市内の国道407号線の交差点で、パトカーに追跡されて逃走していたクルマと、青信号で交差点に進入した27歳女性の運転するクルマが出会い頭に衝突し、1人が死亡、3人が軽傷を負う事故が起きた。
警察の調べによると、逃走したクルマのドライバーは午前3時40分ごろ、現場から5kmほど離れた太田市内の繁華街で、飲酒運転取締り中の警察官が職務質問しようとしたところ、そのままそれを無視するように逃走を開始した。
待機していたパトカーがすぐに追跡を開始したが、このクルマは70km/h以上のスピードで走り続け、踏切の一時停止を無視するなど、危険な走行を続けたため、パトカーを運転する警察官は「これでは危険すぎる」と判断し、以後の追跡を断念した。ところが逃走していたクルマはそのまま走り続け、約1km先の交差点で事故を起こしたという。
警察では、このクルマを運転していた28歳の男を道路交通法違反（酒気帯び）と業務上過失致傷の疑いで逮捕し、取調べを続けている。
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