三菱自動車工業は29日、『ランサーエボリューション』シリーズで初めてのオートマチックトランスミッション(AT)車となる『ランサーエボリューションVIIGT-A』を追加設定し、2月1日から発売すると発表した。
今回追加されるAT車は、ランサーエボリューションVIIの「GSR」をベースに、内外装を変更するとともに、エンジンなどをATに合わせて最適化した。外観はボンネットのエアアウトレットやフロントバンパー中央のインレットをなくし上質感のあるデザインにした。リヤスポイラーはLEDハイマウントストップランプ内蔵の小型スポイラーを標準採用している。
内装ではインパネオーナメントやシフトレバーパネルなどを上質感のあるブルーパール色に統一した。メーターには専用の3連ホワイトメーターを採用しスポーティー感を演出した。
トランスミッションは『ギャランVR-4』に搭載したスポーツモード5速ATのギヤ比を最適化して搭載。従来のシフトレバーに加えて、三菱としては初めてステアリングシフトスイッチを設置した。
また、サスペンションは直進安定性と操縦安定性を高めるなど扱いやすさを向上させるとともに乗り心地を良くした。メーカー希望小売価格は330万円。