【新聞ウォッチ】いすゞ「聖域なき構造改革」、中国から逆輸入も……

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年12月12日付

●いすゞ、中国製トラックを逆輸入へ、WHO加入進出に(朝日・11面)

●いすゞ、国内乗用車から撤退、ホンダとのOEM解消「アスカ」2003年販売中止(読売・8面)

●日中閣僚協議でセーフガード協議物別れ、正式発動予断許さず(読売・9面)

●ボーナスを為替変動型へ、川崎重工が導入へ(読売・11面)

●新日鉄と住友金属提携強化、材料、物流など広範(毎日・11面)

●歪んだ自動車税(中)、「低公害車の取得税免除を」(産経・7面)

●民間調査会社調べ、新聞記事の好印象企業ランク、トップ「はトヨタ」「日産」が2位に急上昇(産経・28面)

●「こちら特報部」セーフガードで言い分、「車の4200億円市場がパー」(東京・24-25面)

●フィアットグループ、経営悪化で10億ユーロ緊急融資(日経・9面)

●三菱商事子会社、トヨタに電力販売(日経・11面)

●いすゞ、RV国内生産撤退、GM車に切り替え(日経・13面)

●スズキ、ジュニア世界ラリーに参戦(日経・13面)

ひとくちコメント

いすゞ自動車の記事が、きょうも各紙を賑わせている。先週、ドイツ証券による大量の株発注ミス騒動で緊急記者会見を行なうなど、慌ただしい動きをみせていたが、今週に入っても、まず、昨日(11日付)の朝日夕刊で、いすゞが中国の合弁企業で製造しているトラックを日本に輸入する方針を明らかにしたことを報じている。

「ユニクロ」の衣料品などは人件費の安い中国生産が主流となっているが、トラックとはいえ中国製四輪車の逆輸入は初めてのケースになる。ただ、きょうの朝刊には、朝日がその背景を解説している続報のほかは“逆輸入”に直接触れた記事はなく、読売は「ホンダとのOEMを解消、国内乗用車から撤退」と報じているほか、日経も「RVの『ビッグホーン』の国内生産を打ち切る」などと“逆輸入”を別の角度から後追いしている。

叩けばホコリはいくらでも出てくるようだが、「聖域なき構造改革」を唱える小泉首相が青木建設の破綻で語った「前進の表れ」が、いよいよ御三家のいすゞにもとは思いたくもないが……。
《福田俊之》

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