全国のバス会社はこのほど、交通バリアフリー法に基づき、低床バスの導入状況などを国土交通省に報告した。それによると、全国約6万台の乗合バス中、ノンステップなど低床バスは5.7%に相当する3254台あることがわかった。
政府は今後10年でこの割合を20〜25%に引き上げることを目標としているが、バス会社は都市部で渋滞、地方で過疎化に悩まされ、経営状態は厳しい。結局は補助金などの税金頼みになっているのが実情だ。
昨年11月に施行された交通バリアフリー法は、バス事業者などに年一回、バリアフリー化の進ちょく状況を報告することを義務づけており、今回は初めての報告となった。