三菱自動車とダイムラー・クライスラーは7日、排気量8.0〜21リットルクラスの中・大型トラック用低公害型ディーゼルエンジンを共同開発することで合意したことを明らかにした。早ければ2005年以降に市販される両社の大型車へ搭載される見込み。
今回、共同開発が決まったエンジンは、両社が主力とする中・大型トラック、バスなどに搭載するもので、合計の生産台数は37万台規模となり、世界最大級の生産量となる。排出ガス中のPM(粒子状物質)を極限まで削減して、ヨーロッパの排出ガス規制である「ユーロ4」へ対応させるという。
両社がこのエンジンをどこで生産するかなど、細かい点はこれから決めていくとしている。