有料道路の料金所で一旦停止せずに料金精算できるETC(ノンストップ自動料金収受システム)が30日から本格的にスタートする。これまで、モニター試験を行なってきた千葉県内の有料道路、沖縄自動車道路、首都高速道路で一般ユーザーも車載器を取り付けてETCカードを使えば利用できるようになる。
ETCは高速道路などの有料道路の料金所に設置した路側のアンテナと自動車に搭載した車載器が料金情報をやり取りしてノンストップで料金所を通過できる。昨年4月のモニター試験を終了して、30日から本格的に運用を開始する。当面は千葉県内の54カ所、沖縄自動車道の7カ所、首都高速道路の11カ所の料金所でスタートするが、今年中にはETCを利用できる料金所は600カ所に膨らむ。
ただし、ETCはこれまでの試行運用期間中のトラブルが相次いでおり、うまく機能するか不透明だ。