【新聞ウォッチ】リストラに取り組む三菱・エクロートCOOの家賃は月300万円

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年2月21日付

●マツダ、RV「MPV」の最上級車種を発売 (読売・11面)

●日本車、韓国に本格進出、トヨタがソウルのホテルで「レクサス」発表会(朝日・12面)

●EUの人気車、価格差が拡大(朝日・12面)

●海上自衛隊の飛行艇汚職で、富士重工側結審、7月3日に判決言い渡し(朝日・37面)

●「新型シビック」ジュネーブモーターショーでデビュー(産経・6面)

●経済産業省、燃料電池車向け燃料「ガソリン方式」で統一基準作成へ(日経・5面)

●マツダ、早期退職に応募殺到、会社側も困惑、打ち切りに不満の社員も(日経・12面)

ひとくちコメント

マスコミの世界では「書きどく」という時期がある。発表前に途中経過を取材して小出しにタイミングよく取り上げることだが、辣腕記者ほど中身が正確なのは言うまでもない。そんな「書きどく」のターゲットになっているのが三菱自動車。

来週26日には、独ダイムラークライスラーから迎え入れたロルフ・エクロート氏がCOOに就任してから初の再建計画が発表されるからだ。だが、すでに読売が「今3月期決算で税引き後の赤字が2000億円を計上する」と報じたものの、その後各紙が “特ダネ”を追い求めて夜討ち取材に奔走しているわりには続報がない。

内部情報によると、先週明らかになった大量の追加リコールに対してエクロート氏側は怒りをあらわにしているとも伝えられており、最終調整が難航している模様。園部新社長のリーダーシップも期待外れで、社内では早くも「二頭政治」を懸念する声もある。

ところで、東京駐在のエクロート氏が入居している広尾の高級マンションの家賃はなんと月額300万円、このうち三菱が支払う住宅手当てはせいぜい数十万円。大半はドイツ本社が補てんしているそうだ。これではダイムラーの発言力が強まるのは無理もないが、庶民的な旧クライスラーとの溝が深くなったのもバブリー感覚との食い違いが原因とも言われている。ドイツ人は質素で合理主義ではなかったのか。再建のポイントは社宅を追われるリストラ社員の心境をどこまで理解できるのかどうかなのだが・・・。

《福田俊之》

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