アメリカのシアトルで開催されていた日米自動車協定の課長級協議は、11月30日に3日間の日程を終了した。
今回の協議では、今年末で期限が切れてしまう日米自動車協定の来年以降の取り扱いについての確認作業だったが、期限を更新して来年以降も開催を続けることを迫るアメリカ側と、すでに目的は達成しているとして協定の打ち切りを主張する日本側とで激しい意見の対立があり、議論は平行線をたどっただけで、結局は時間切れとなり、物別れに終わった。
今回の協議が不調に終わったため、今月中に改めて次官級の高級事務レベル会議が開催されることになったが、この場でも同様の議論に発展することは必至で、解決のメドは全く立っていないのが実情だ。