7日、BARのジャック・ビルヌーブはホンダが開発に関与した新シャシー「アテナ(女神)200」のテストドライブをした。ジャックは51ラップをトラブルフリーで走りきり「オーストリアGPに向けてさらなる飛躍ができそうだ」と期待のコメントを残した。
その一方でジャックはBARマネージングの対応にブチキレる寸前である。来シーズン以降ベネトンへの移籍がささやかれるジャックだが、BAR側は2001年シーズンもナンバー1ドライバーとして契約する対応を進めている。この対応を巡ってジャックとBARとの間に大きな溝ができているようだ。
「チームの一部の人間は、まるでフェラーリかマクラーレンのような態度をとっている。僕は全ての事柄を僕一人と話をさせるようなやり方は大嫌いだ」とジャックは興奮ぎみ。チーム側ができるだけ、ジャックとだけ話を進めたがる態度に対して、かなり強固な姿勢になりつつあるようだ。また「BARの態度変化はBATによる操作ではないか?」と、背後にBATの存在があることを示唆していた。