「オーバーテイク・ポイントの少ないこのコースで12番スタートということを考えれば、満足。より上位を狙うためには、予選でもう少し上のポジションを得られるようにしたい」
2002年FedExチャンピオンシップシリーズ第2戦は、カリフォルニア州、ロングビーチの市街地仮設ロードコースで、14日、決勝レースが開催された。アンドレッティは通算優勝回数を現役最多となる42へと伸ばした。
1:マイケル・アンドレッティ(ホンダ/レイナード)/2:ジミー・バッサー(フォード/ローラ)/3:マックス・パピス(フォード/ローラ)/4:ケニー・ブラック(トヨタ/ローラ)/5:ミッシェル・ジョルダイン(フォード/ローラ)/6:高木虎之助(トヨタ/ローラ)/12:中野信治(ホンダ/ローラ)
来季の動向が注目されるジャン・アレジ。一部ではCARTへの参戦の噂も上がっていたが、本人にそのつもりは皆無のよう。
大クラッシュ以来、2カ月入院生活を送っていたが、ドイツの病院を無事に退院したアレックス・ザナルディ。両足を失ったものの、驚異の回復力を発揮しているというニュースが入ってきた。
ホンダとフォードが脱退、というビッグニュースに続き、今度は名門レースチーム、ペンスキーまでが CARTに離別宣言か。アメリカのスポーツ専門チャンネル、ESPN.com のレポートによると、ロジャー・ペンスキー氏が来週にもインディアナポリスで記者会見を開き、CARTからの撤退を表明する予定だという。
高木虎之介のコメント:「予選に失敗して後方からのスタートとなったので、序盤戦は燃費走行に徹して戦ったが、チャンスは逃さずにアタックを仕掛けた。154周目のピットインでは、チームの迅速な作業のお陰で、5位でレースに復帰出来た」
2001年CART「FedExチャンピオンシップ」シリーズ最終戦となる第21戦は、カリフォルニア州フォンタナの2マイル・スーパースピードウェイで開催された。朝の雨の影響でスタート時間が遅れたことに加え、日没の心配が出てきたため、250周が予定されていたレースは30周短縮されて行われた。
CARTレースのエンジン仕様が2003年から大幅に変更されることになった。現在のエンジンフォーミュラは、導入された時から「コストがかかりすぎる」などの批判が相次いでいた。また最近になり、ターボブースターの是非をめぐってホンダがCARTから撤退か、という事態にもなっていた。