IRLで将来を嘱望されていた若手ドライバー、トニー・レナがインディアナポリス・モーター・スピードウェイでのテスト中にクラッシュ。すぐさま病院に搬送されたが、まもなく息を引き取った。
ブリジストン・ファイアストンは11日、アメリカ国内で製造・販売した乗用車タイヤ『FR690』の1万8912本と、トラック用タイヤ『Widetrack brand Baja A/T』の754本をリコールすることを明らかにした。
昨年インディアナポリスで、フォード『エクスプローラー』のオーナーら300万人が、「一連のフォード/ファイストン問題でクルマの価値が下がった」とする集団訴訟を起こした。しかし連邦政府はこの訴訟の進行を拒絶。
アメリカのある情報筋によると、フォードが「ファイアストンとの長い関係をなんとか修復する方向で考えている」と漏らした、という。ただし、フォードが行った自主回収による損害などで意見対立があり、修復までにはかなりの時間を要すと判断している。
カリフォルニア州で、フォード『エクスプローラー』の安全性を巡る裁判が起されていたが、陪審員は「フォード・エクスプローラーには設計上の欠陥があった」という判決を出した。ところがなぜか陪審員はフォードに賠償責任を求めていない。
フォードは17日、昨年5月から北米域内で実施しているファイアストンタイヤの無料交換キャンペーンを3月31日で終了する方針を明らかにした。進捗率は70%強で、対象となる1350万本中、まだ400万本が未回収となっている。
アメリカの連邦検事局は、現在報告されている500件以上のフォード『エクスプローラー』/ファイアストン・タイヤに関連する物損事故に対し、集団訴訟とすることを明らかにした(既報)。検事が訴訟を2つのグループに分けたことがポイント。
アメリカ・インディアナ州の連邦地裁は、フォード・モーターとブリヂストン・ファイアストンの集団訴訟を認定した。フォードのタイヤリコール事件で集団訴訟の認定は初めて。このため、フォードは高額な賠償金支払いを迫られる可能性もある。
格付け会社のスタンダード&プアーズは21日、ブリヂストンの長期格付けと短期格付けをそれぞれ引き下げる方針を明らかにした。今回の引き下げにより、長期格付けが「BBB+」から「BBB」に。短期格付けが「A-2」から「A-3」となった。
フォードとブリヂストン・ファイアストンの関係改善に向けた首脳同氏の会合が進んでいることが明らかになった。今月中旬にハワイで極秘会談を行い、取引再開へ向けての会合をさらに開くことで合意に達したようだ。
米国の司法関係者が明らかにしたところによると、ブリヂストンは米子会社のブリヂストン・ファイアストン製タイヤに関連した破損・死亡事故で、計4150万ドル(約50億円)を支払う示談に応じたという。近く、正式発表される。
タイヤリコール問題で100年にも及ぶ取引関係に終止符を打ったフォード・モーターとブリヂストン・ファイアストンが和解できるか注目されている。新経営陣はナッサー元CEOが進めてきた事業の見直しを図っており、すでに非公式ではブリヂストン側に協議を打診しているという。
このところテロ事件の余波などですっかり忘れ去られた感があるが、フォードvsファイアストーンの問題はまだ片がつかないままだ。