Microsoft Car Navigation Dayの最後には、カーナビ向けに提供されているサービスの実例として、メディアクリックの大田育生氏による同社の音楽配信サービスの紹介が行われた。
Windows Embedded CEのパートナー紹介事例では、富士通ソフトウェアテクノロジーズの杉本拓也氏が、PND開発の実際について紹介した。
「Microsoft Car Navigation Day 2008」の午後の部では、Windows Embedded CE によるPND開発の現状などに関するセッションを行った。
今回は、主に日本のカーナビメーカー向けに開発されている車載プラットフォーム「Windows Automotive」のHMIツール「AUIF」、および起動高速化やエラーリカバリ最適化を実現する「Ready Guard」を紹介した2つのセッションについてレポートする。
「Windows CE Core」をベースとする組込みOS製品のなかで、欧米の自動車メーカー向けに開発されている車載プラットフォームが「Microsoft Auto」だ。「Microsoft Auto 3.0」はメディア接続やBluetoothを初めとして、多様な接続をサポートしているのが特徴だ。
一般組込みシステムを対象とするOS製品である「Windows Embedded CE」は、PDAやスマートフォン、デジタルカメラなど多彩なデバイスに採用されている。同OSをPND用途向けに特化させたパッケージが2008年6月に発表された「Windows Embedded NavReady」だ。
本記事では、午前の部の最初のセッションとして、マイクロソフトディベロップメント ITS戦略統括部の平野元幹氏より説明された「車載情報端末向け製品の紹介と今後の取り組み」についてレポートする。
マイクロソフトは27日、車載情報端末向けプラットフォームの最新バージョン「Microsoft Auto 3.0」「Windows Automotive 5.5」や「Windows Embedded CE/NavReady」「PND向けパートナーソリューション」を紹介するセミナー「Microsoft Car Navigation Day 2008」を開催した。