スズキは8月30日、2018年7月度の四輪車生産・国内販売・輸出実績(速報値)を発表した。そのうち7月5日に発表・発売された『ジムニー』の国内販売台数は5063台、『ジムニーシエラ』は650台となっている。
エアロパーツ、ドレスアップのダムドは8月29日、スズキの新型『ジムニー/ジムニーシエラ』用新作ボディキットのCG画像を公式ホームページおよびSNSにて先行公開した。
世界では『ジムニー』より有名で、多くの国に熱狂的なファンを持つクロスカントリー4WDが『ジムニーシエラ』だ。ジムニーは軽自動車だから制約が多い。これに対しジムニーシエラは、制約の少ない小型車だからボディサイズもパワーユニットも余裕がある。
『ジムニー』シリーズは間もなく累計生産台数300万台の偉業を達成する。デビューして2018年で48年になるが、その間にモデルチェンジしたのは3度だ。先代は20年も第一線で活躍し続けるなど、驚くほど息の長いクロスカントリー4WDなのである。
話題の新型スズキ『ジムニーシエラ』にオンロード試乗! 桂伸一氏もオススメするその魅力とは。恒例の「360度 VR動画」でご紹介。
乗ったのは、ボディサイズとエンジン排気量が軽自動車の規格内に収められた“ドメスティック・バージョン”であるジムニーのMT仕様と、そんなジムニーをベースにオーバーフェンダーや専用バンパーの採用などで、全幅と全長にアドオンが行われたシエラのAT仕様だ。
スズキ『ジムニー』新型の報道発表(7月5日)会場で実物を見た時に、第一印象で「おや?」と思ったのが、ルーフ外周にぐるりと設けられた細長いパーツ。最近の車ではめっきり見ることのなくなった「雨樋」だ。これをなんと呼ぶか、編集部若手のHは知らなかった。
「その完成度、もはやKの領域ではない。シエラをベースにラダーフレームでも豊かな乗り味は出せる!! という見本」(桂伸一氏)
日本が世界に誇るチューナー、「Liberty Walk」(リバティウォーク)が、スズキ『ジムニー』をメルセデス『Gクラス』風に変身させる夢のキット「G mini」をインスタグラムで発表した。
『ジムニーシエラ』は、ジムニーの各機構を活用しながら、オーバーフェンダーを装備し、トレッドを前後それぞれ40mm広げている。ホイールベースはジムニーと同じだ。
モノコックではなく、ラダーフレームの上に車体を乗せる構造のクルマに久しぶりに乗ったが、悪路走破性を最優先した本格的四輪駆動車らしい、逞しく、かつ路面に対ししなやかに動くサスペンションの様子を伝える走り方であった。
軽自動車の『ジムニー』に対し、小型車枠のモデルが『ジムニーシエラ』と呼ばれることはご存知の通り。これまでは年間およそ4万台の総販売に対し、ジムニー1万5000台、シエラ2万5000台というのが、アバウトな販売比率であったそうである。
ジャカルタで開催中のインドネシア国際モーターショー(GIIAS)2018に来てみると、スズキは日本で発売されているシエラを『ジムニー・コンセプト』として出展していた。