ヒュンダイモータージャパンでは『JM』(1日発表)について、「20代ユーザー向けの『TB』と40代向けの『サンタフェ』の間を補完する車種」と説明するが、「ヨーロッパで小型SUVの市場が拡大していることを受けて開発した」車種だとも明かす。
ヒュンダイ『JM』(1日発表)には4WDモデルもある。通常、後輪にエンジンからの駆動力を伝えるにはドライブシャフトが必要なのだが、この点がJMのパッケージングデザインを特徴づけている。
ヒュンダイ『JM』(1日発表)は、ボディデザインも張りのある面とシャープなエッジがスムーズに組み合わされ、『サンタフェ』に採用されている有機的でアグレッシブな面のうねりは見られない。
ヒュンダイ『JM』は、今年4月に韓国で販売を開始。7月からは欧州市場でも販売が始まっており、日本は9月、そして11月には北米市場での販売も予定されている。現在のところは全量が韓国・蔚山(ウルサン)工場で製造されている。
ヒュンダイが新たに市場投入した小型SUV『JM』は「新世代の世界戦略車」と位置づけられている。オーソドックスなスタイルだが、そのボディにはブランドイメージの確立という大きな使命を乗せているのだ。
ヒュンダイ『JM』は、2002年秋に発表された世界戦略小型車『TB』、同年春の『ヒュンダイ・クーペ』(ヒュンダイ込みで車名)と同様、本国はもちろん、北米や欧州とも異なる日本専用のネーミングが付けられている。
ヒュンダイ『JM』は韓国内のマーケットを期待して生まれたクルマではない。どちらかといえば欧州や北米、そして日本市場での販売に主眼を置き、熾烈な3市場で勝ち抜くために生まれた“世界戦略車”だ。
ヒュンダイ・モーター・ジャパンは、2.7リットルV6と2.0リットル直4エンジンを搭載した新型SUVの『JM』を9月11日から発売すると発表した。