ヴァレオ、プレミアム・グローバル自動車メーカーから自動運転向けイメージング・レーダー・プログラムを受注

この新技術は最高車速130km/hまでの非監視型ハイウェイ・パイロットをサポートする独自のレーダーシステムこの画期的なイメージング・レーダー・システムは、2028年に量産を開始予定



ヴァレオは、プレミアム・グローバル自動車メーカーから、個人所有の車両にハンズオフ・アイズオフ自動運転システムを搭載するための新型レーダーシステムに採用されました。このレーダーシステムの初の量産に選ばれたことで、自動運転の運用設計領域の拡大、高速走行時の道路上の危険に対するヒューマン・マシン・レスポンスの改善など、様々な機能向上を実現します。

 今回の受注は、ヴァレオの革新的なシステム設計とシステム検証、そして世界トップクラスの製造能力が評価されたものです。ヴァレオは、この画期的なシステムの開発、検証、製造を主導し、自動車製品の最高レベルの堅牢性要件を満たし、条件付き自動運転(SAEレベル3)の性能要件をサポートします。

 ヴァレオ・ブレイン・ディビジョンCEOのマーク・ヴレコは次のように述べています。「この新たなプロジェクトにより、ヴァレオは自動運転の歴史に画期的な瞬間を刻み、レベル3車両向けLiDARなどの技術で開発・実証されたシステム検証における独自の専門知識を活用します。このシステムは、高解像度LiDAR、高解像度カメラ、そしてヴァレオ独自のレーダーシステムの強力な組み合わせにより、最高車速130km/hまでの非監視型ハイウェイ・パイロット(高速道路自動運転)を実現します。この受注は、世界中のOEMにとって信頼できるイノベーターであり、頼れるパートナーとしてのヴァレオのポジションをさらに強化するものです。」

自動運転の限界を押し広げる
 ヴァレオのイメージング・レーダー・システムは、従来のレーダーでは対応できない高度な自動運転レベルをサポートするために特別に開発された独自のシステムです。この独自のレーダーシステムは、カメラとLiDARを組み合わせることで、最高車速130km/hまでの非監視型ハイウェイ・パイロットをサポートします。

 ヴァレオは、現在走行中のレベル3車両向けLiDARの開発において、その優れた検証能力を実証してきたリーディングカンパニーです。この実績を活かし、ヴァレオはシステム設計を担当し、機能安全やサイバーセキュリティを含む、最新かつ最も厳しいソフトウェアとハードウェア仕様へのシステム・コンプライアンスを確約します。大規模な自動車技術生産における専門知識と世界的な生産拠点を擁するヴァレオは、イメージング・レーダー・システム全体を製造します。

 ヴァレオは、この高性能イメージング・レーダーが完全自動運転と高度自動運転の両方を大規模に実現するための独自の技術であると考えています。この新製品は、ヴァレオScala LiDARを含む市場で最も広範なセンサーポートフォリオからコンピューティング・ユニット、ソフトウェア・ソリューションまでで構成される、ADASと自動運転向けのヴァレオの幅広いソリューションに加わります。

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ヴァレオの高性能イメージング・レーダー


 テクノロジー企業であり、すべての自動車メーカーとニューモビリティプレイヤーのパートナーであるヴァレオは、モビリティをよりクリーンで、より安全で、よりスマートにするために、たゆまずイノベーションを行っています。 ヴァレオは、電動化の加速、ADASの加速、インテリア・エクスペリエンスの再創出とライティング・エブリウェアにおいて、技術的・工業的なリーダーです。モビリティの変革に不可欠なこれらの4分野は、今後数年間のグループの成長を牽引しています。数字で見るヴァレオ::2024年のグループ売上は215億ユーロ。2024年 12 月 31日時点で109,600人の従業員を擁し、28カ国で155カ所の工場、46カ所の研究開発センター、18カ所の物流拠点を構えています。ヴァレオはパリ証券取引所に上場しています。

プレスリリース提供:PR TIMES